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毎日のことですが、山の朝はいつ見ても特別です。
朝の光と空が、くっきりと山を映し出し、緑を少しづつ照らしながら、その色を
徐々に明るいトーンに変えていきます。
鳥のさえずりは最初は気持ちいいのですが、やがてはその鳴き声にいろんな種類の
鳥が誘発されるのか、だんだん賑やかになってきて、仕舞にはうるさいほどです。
カッコーや鶯(うぐいす)の声はすぐにわかるのですが、それ以外にも少なくともあと
7〜8種類くらいの鳥の鳴き声が聞こえてきます。
鳥たちが縦横無尽に森の中を駆け巡っている姿を想像すると、自分もこの地に
たくさんの木を植えよう、という気持ちになります。
とりあえず今冬の目標は、隣接する畑の周辺にクヌギ、コナラ、樫の木等、全部で
30本くらい植えることを計画中です。
土間と漆喰

レストランの工事もいよいよ最終段階に入ってきました。
職人さんが丁寧に「土間」を造ってくれています。
土間とは、土を石灰と苦汁(ニガリ)で固めた床造りで、かつては日本のほとんどの
家屋で用いられていました。
私は「土」が大好きなので、フローリングやモルタルではなく、伝統的な土間にしました。
自然界では、落ち葉や木が朽ちて微生物が分解に分解を重ねて、土ができます。
そのような営みの中で、わずか10gの土を造るのにどれくらいの年月が
かかるのでしょう?
100年かかるそうです。たった10gの土を造るのに100年の歳月を要する、
土は地球の歴史そのもの、そして宝です。

畑は、夏野菜の収穫に追われています。
雨後竹の子のごとく、色とりどりの作物が夏の太陽と、
この時期特有の夕立ち・雷雨を浴びて、どんどん成長しています。

レストランのオープンまで、あと一ヵ月に迫りました。
準備に奔走する毎日ですが、夕方に塚原高原の店舗建設現場に来て
野菜畑をいじっている時、深く呼吸をして心を落ち着かせるようにしています。
なぜ、深く呼吸をするのか?例え話を一つ。
私たち人間は1週間何も食べないと生命の危機に陥ります。
「食物」が無ければ生きていくことができません。
しかし更に考えると、3日間水を飲まなければ、同じく生命の危機的状況になります。
「食物」よりも「水」はもっと需要なわけです。

梅雨明け以降、真夏日が2週間近く続いています。
田舎に住んでいる特権をこんなときに利用しない手はないと、まず海へ。