
良く晴れた日の4月下旬の小麦畑を眺めれば、「春のそよ風」という聞き慣れた言葉も、
深い実感をもって、味わうことができるかもしれません。
4月のやわらかい、かすかな微風がそよぐだけで、繊細な穂は揺れ、
小麦畑は波を打ちます。

ところで現在、小麦の国際価格は歯止めが効かないほど高騰しています。
また、輸入小麦は安全性への疑念からか、国産小麦の需要は急激に高まり
つつあります。
しかし、国産小麦は意外に実用性に乏しく、例えばグルテンが少なくパンには向かなか
たり、品種が異なるためデュラム小麦のようにパスタにもできません。
加えて、小麦に関する食管法は廃止の方向に向かっており、近い将来、
保護が外れることで、小麦生産農家の減少は必至といわれています。
それでも、この美しい緑を何とか未来に残したいものです。
これからも日本の味噌(大麦)、うどんの原料は、国産の麦であって欲しいものです。