
ジャガイモの種芋です。
芽がしっかりと出ています。豊作を願って、畑に植え付けました。
品種は「男爵」、ホクホク感が特徴です。
蒸籠(セイロ)で蒸して、熱々のまま塩とブラックペーパーをふって食べる、
そんな画を思い浮かべながら、一つ一つ思いを込めて土に置きます。

さて、21世紀は「飢餓の世紀」といわれています。
多くの識者が指摘する、
温暖化→砂漠化→水資源の枯渇→食物生産不可という図式は、
今日も世界各地でゆっくりと静かに、しかし着実に一日一日、進行しています。
これに南半球の人口爆発、バイオ・エタノールによる植物エネルギー生産、
パンデミックのリスク(鶏インフル)が加わります。また昨日、原油は史上初めて
1バレル=120ドルを超えるという、まさになんでも有り、の状況になってきました。
産業革命以来、人類が追い求めた物質文明は、地球の資源と自然を
食いつぶし、今、完全に行き詰まりの状況にあるのですが、それにもかかわらず、
今だ市場原理だけは大手を振ってのし歩き、グローバル資本が富を独占できるのが
今日の世界の実状です。
今日、私がジャガイモを植えたのは、大袈裟でなく、未来に対する備え、という要素
が頭の隅にあります。
食を生産できる場、食を生産する術、手に職ならぬ手に『食』の時代が差し迫っている
可能性があるからです。
もちろん、この漠然とした危機感が、結局は杞憂に終わった、と言える
明るい未来を期待しつつ、種芋に土をかぶせました。