
いつの間にか、レストランの建設工事も着々と進み、
先日、棟上げが行われました。
中に入ったとき、無垢の木は、やはり気持ちがいいな、と改めて思いました。
国内の林業は斜陽化して久しいのですが、このような立派な樹を
育ている方たちが、日本建築を守っているのだと考えさせれました。
林業に限らず、斜陽化している産業の多くは、身体に悪い影響を
及ぼさない、むしろ、健康に良いものが多々あります。

例えば自然の木は、ホルムアルテヒドなどの毒性化学物質を吸収してくれます。
また、湿度調整をしてくれるので、カビなどが室内に出来難いのです。
これだけをとっても、ぜんそくやアレルギーで苦しんでいる人には大きな救いに
なります。
そして、建て始めたばかりのときにこのようなことを書くのもどうかと思いますが、
この建物もいつか役目を終え、解体されます。そのとき、無垢の木は産業廃棄物に
なりません。そのまま、土に還すことができます。燃やすこともできます。間違っても
ダイオキシンを発生することはありません。
このようなことを意識するようになったのは、レイチェル=カーソンの「沈黙の春」を
読んだのがきっかけです。カーソンの警告から50年、人類はいよいよ個人レベルで
いろんなことを自重しなければならない状況になってきた、のかもしれません。