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優先順位


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  レストランのオープンまで、あと一ヵ月に迫りました。

 準備に奔走する毎日ですが、夕方に塚原高原の店舗建設現場に来て

 野菜畑をいじっている時、深く呼吸をして心を落ち着かせるようにしています。

  なぜ、深く呼吸をするのか?例え話を一つ。

  私たち人間は1週間何も食べないと生命の危機に陥ります。

  「食物」が無ければ生きていくことができません。


  しかし更に考えると、3日間水を飲まなければ、同じく生命の危機的状況になります。

 「食物」よりも「水」はもっと需要なわけです。


   

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  しかし更に更に考えると、3日どころかわずか5分途切れるだけで生命を保つことが

 できないものがあります。それは何でしょう?


  「空気」です。5分以上呼吸を止められれば、誰だって生きていることは不可能です。


  つまり、生命の優先順位は ?空気(酸素) ?水  ?食物  といえます。


   どんなに素晴らしい食べ物も、生きた水には勝らない、

  どんなに素晴らしい水も澄み切った空気には勝らないのです。

  食べ物はとても大切なものですが、素晴らしい水、そして澄み切った空気が生きていく

 ためには、最も重要だといえます。

  この優先順位を私はよく頭の中で反復します。


  塚原高原を生きて働く場と選んだのは、この優先順位にもとづいています。


  この地は生命が生きていくに相応しい場所です。

  澄み切った空気があることを感覚できます。深く深く呼吸をして、全身を生命

 が一番求めているもので満たす喜びを味わえます。

  これが私の考える 「塚原高原」の最大の魅力です。
  

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2008年07月29日

海・・・川


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  梅雨明け以降、真夏日が2週間近く続いています。

 田舎に住んでいる特権をこんなときに利用しない手はないと、まず海へ。


  

   

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  水面に人差し指ほどの小さなイカが漂っていました。

 初めて海で泳ぐイカを目撃した子供たちは驚くと同時に、透明なイカを見て

 「白くない」と怪訝な様子。


  また、トゲのあるフグのような魚を「あれは、ハリセンボン」と教えると、

 ハリセンボンという魚にこんなところで巡り合う意外性に、子供たちは大喜び。

 一歩外に出ると思わぬことに遭遇するから、環境を変えることは実に面白い。


  こうやって自分たちも小さい頃から一つ一つモノゴトを覚えてきたんだということを、

 知らされる機会となりました。
 


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  次に、川へ。


  目の前を素早く駆け抜ける鮎を、必死で追う。


  山から流れてくる水は、真夏といえどさすがに冷たい。


 「寒い!冷たい!」と炎天下に震えながら泳ぐ滑稽さに

  
  気付きながらも、無垢の自然を十分に体感できた楽しい一日でした。

  
  

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2008年07月18日

ヘンリー・ソロー の一言


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   新店舗の現況です。

  段々と、店らしくなってきました。


  完成まであと一ヵ月、今は台風などが来ないことを願うばかりです。

 

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  この日の早朝、日の出とともにレストランの前のあぜ道を散歩しました。

 朝霧と森、田んぼにかかる朝露。澄み切った空気が心地よく、自然に足が

 どんどん先に進んでいきます。

  深い自然の中で生活を、そして出来ることなら仕事もそこでしたい、

 とずっと前から強い願望を抱いていましたが、結果として、この地に縁が

 あったことに、改めて感謝の気持ちが湧いてきました。

  しかし一方で、ここで生活・仕事をすると決断を下すまでは、何度も何度も

 繰り返し自身と家族の気持ちを確認し、多くのリスクを背負うことに気持ちの

 中で躊躇が無くなるまで、ひたすら考え抜いたものです。


  当然のことながら真っ先に考え、最も重きを置いたことは、経済的なことでした。

 私は資産家でもないし、また経済的余裕があるわけでもなく、家族のことを考え

 ると、事業の失敗は決して許されるものではありません。

  しかし、そんな重責を背負った私の背中を『ポン』と押してくれたのは、

 本棚の隅にあった一冊の本、ソローの一冊、いや一言でした。


  「森の生活」 ソロー著(岩波文庫) 


  今から150年前、「人生を終える際になってから自己の人生について悔悟したくない」

  といって、若くしてウォールデン湖の畔で森の生活を始めたヘンリー・ソローの作品の

  中の1節です。

  彼のこの一言、決断・行動は、今でも世界中の、とりわけ多くの若者たちに

 大きな勇気を与えている、読みながらにそう感じました。

  自己の人生、この有限の「時間」を何に対してどのように使うか、どう考えるか、

 最も大切なものは何か、『今』を活かすこと・・・いろんなアイデアに溢れた一冊です。
 

 

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2008年07月17日

ビワの種


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  さて、梅雨が明けました。

 私は待ち構えていたように、ビワの種を天日干しにします。

 真夏のギラギラした太陽に来る日も来る日も当て続けます。

 日中は常に空を眺め、突然の夕立ちや、雷雨を警戒しながら立秋(8月初旬)

 まで、陽に当て続けるのです。

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 乾燥機を使えば約10時間で乾燥、このような手間なことはしなくても

 よいのですが、それは私の理想・求めるものではありません。


  天日干しとは、宇宙空間(特に太陽)から確認されているだけでも100種類以上

 の素粒子を浴びて、そのエネルギーを食物が原子転換していく作用です。

  米や干物、梅干し、漬物など、天日干しにしたものは格段に美味しく、滋養も

 高いことは知られています。


  私の造る「ビワの種茶」も約3週間の天日干しを繰り返し、出来上がります。

 多くの方に使っていただいてる、この「ビワの種茶」には、真夏の太陽のエネルギー

 がぎっしりと詰まっています。

 特にこの過程(天日干し)は、とても大きな意味を持つと私は考えています。


 すべて手作業なのであまり多くは造れませんが、今年も納得のいく仕上がりに

 なりつつあります。天の恵みに感謝!

 

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2008年07月14日

梅酵素をつくる 3


梅果汁1.jpg


  梅を漬けて2週間後の状態です。

 樽の中は果汁に溢れています。


  これは「発酵抽出法」といって、搾ったり、煮たりする方法とは

 異なり、外的な力ではなく、自然の理で成分を出す理想的な術です。

  作物から浸透圧によって出てくるエキスは、すべて果実から自然に

 したたり落ちてきたものです。


  一方、青汁のように、無理やり搾ると、不必要なものまで出たり、

 煮出したりすると、熱で成分が変質したりします。


  
 

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  さて、この抽出液を、さらしを敷いて濾しました。

 味を見てみると、甘酸っぱくてとても美味しく仕上がっていました。


  この果汁のなかには、天文学的な数の酵母菌に溢れています。

  これを水で5倍ほどに薄めて飲むと、大量の善玉菌が腸内に入り、

 腐敗を促進する悪玉菌を相対的に上回り、消化と分解を行い、いわゆる「快腸」

 の状態になっていきます。

  酵母・酵素とは、身体を内側からキレイにする日々の健康に欠かせない

 生物・成分なのです。


  残った梅は、ジャムにします。また、その中で状態の悪い梅は、畑に播くと、

 作物の葉に微生物が着き、作物のミネラルバランスを良くしてくれます。

 

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2008年07月06日

農はタイヘンだ!


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 水菜、小松菜、大根などが、連日の雨で大きく成長しています。

 そろそろ間引きをしなければ・・と思いつつ、なかなか時間がつくれない・・。


 雑草も生い茂り、わかっていても手が回らない状態・・・です。

 これが農業、自然相手の一番やっかいな点です。


 自然は待ってはくれない、人間に合わせてもくれない、

 どんどん進行していくのです。今、仕事が忙しいとか、体調が悪いとか、


 そういった人間の都合に関係なく、営みは続けられます。


 有機栽培ですから、虫たちも容赦なく葉をバリバリ食べています。

バジル2.jpg

  これはバジルです。

  この作物も、早く手を打たなければ、虫に食べられてしまいます。

  私は慌ててトウガラシと植物油で天然農薬をつくりました。


  雑草、長雨、疫病、日照り、台風、浸水、害虫、鳥獣被害、霜、雪・・・・


  これらを掻い潜って、実際に収穫できるものは、それほど多くはないでしょう。


  しかし、土や緑から離れたいという気持ちは微塵もありません。


  収穫以外にも、農はもっと大事なものをもたらしてくれるからです。


  勤勉、忍耐、欲を抑えること、健康、感謝の気持ち・・・など。

  トルストイやガンジーが何故ぜあれほどまでに農に打ち込んだのか、

  ほんの少しだけ解ってきたような気が・・・。

       小さな畑も、気が付けば偉大な教師、でした。


  

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2008年07月02日

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