
新店舗の現況です。
段々と、店らしくなってきました。
完成まであと一ヵ月、今は台風などが来ないことを願うばかりです。

この日の早朝、日の出とともにレストランの前のあぜ道を散歩しました。
朝霧と森、田んぼにかかる朝露。澄み切った空気が心地よく、自然に足が
どんどん先に進んでいきます。
深い自然の中で生活を、そして出来ることなら仕事もそこでしたい、
とずっと前から強い願望を抱いていましたが、結果として、この地に縁が
あったことに、改めて感謝の気持ちが湧いてきました。
しかし一方で、ここで生活・仕事をすると決断を下すまでは、何度も何度も
繰り返し自身と家族の気持ちを確認し、多くのリスクを背負うことに気持ちの
中で躊躇が無くなるまで、ひたすら考え抜いたものです。
当然のことながら真っ先に考え、最も重きを置いたことは、経済的なことでした。
私は資産家でもないし、また経済的余裕があるわけでもなく、家族のことを考え
ると、事業の失敗は決して許されるものではありません。
しかし、そんな重責を背負った私の背中を『ポン』と押してくれたのは、
本棚の隅にあった一冊の本、ソローの一冊、いや一言でした。
「森の生活」 ソロー著(岩波文庫)
今から150年前、「人生を終える際になってから自己の人生について悔悟したくない」
といって、若くしてウォールデン湖の畔で森の生活を始めたヘンリー・ソローの作品の
中の1節です。
彼のこの一言、決断・行動は、今でも世界中の、とりわけ多くの若者たちに
大きな勇気を与えている、読みながらにそう感じました。
自己の人生、この有限の「時間」を何に対してどのように使うか、どう考えるか、
最も大切なものは何か、『今』を活かすこと・・・いろんなアイデアに溢れた一冊です。