
レストランの工事もいよいよ最終段階に入ってきました。
職人さんが丁寧に「土間」を造ってくれています。
土間とは、土を石灰と苦汁(ニガリ)で固めた床造りで、かつては日本のほとんどの
家屋で用いられていました。
私は「土」が大好きなので、フローリングやモルタルではなく、伝統的な土間にしました。
自然界では、落ち葉や木が朽ちて微生物が分解に分解を重ねて、土ができます。
そのような営みの中で、わずか10gの土を造るのにどれくらいの年月が
かかるのでしょう?
100年かかるそうです。たった10gの土を造るのに100年の歳月を要する、
土は地球の歴史そのもの、そして宝です。

壁は稲藁(いわワラ)を混ぜた漆喰で仕上げました。
土間と漆喰、1000年の歴史を持つ日本の稲作水耕文明が生み出した、
素朴、簡素、そして実用的な庶民の文化です。