
朝8時30分。
レストランの前には、この素晴らしい風景が広がる。
なんと素晴らしい朝だ、ここの空気で飲むコーヒーは格別の味わいだ。
「うーん、ここはバルビゾン村だ!」と私はひそかに思う。
パリから南下すること1時間、フォンテンブローの森、その近くに
ミレーの「晩鐘」、「落ち穂拾い」の舞台となった農村・バルビゾンには多くの
画家が集まって印象派の原型ができた。

そして、塚原高原、この地にも、多くの画家の方々が住まれて、創作活動
に励まれている。その点が、バルビゾンに重なる。
しかし、風景としては、バリ島のウブドにも似ている。そして、ウブドも80年以上
も前から、ヨーロッパ及びインドネシアの多くの画家が住み着いて、数々の名画が
生まれた農村である。
しかし考えてみれば、ここはバルビゾンでもウブドでもある必要はない。
「つかはら」という地だけでよいではないか、わざわざ似ているものを探さなくても、
単体として十分に魅力的なのだ、と自らを戒めた朝でした。